<日本の医療機関を精力的に視察>
2018年10月30日(火)、31日(水)の二日間の日程で、沈暁明・海南省長を始めとする総勢15名の海南省政府関係者一行が、大学、医療機関、高齢者施設視察のために来日されました。併せて、31日には、「日中平和友好条約締結40周年 海南省長沈暁明来日記念パーティー」を主催され、多くの日本の方々と交流されました。
万泉城プロジェクトが存する医療特区「海南博鰲楽城国際医療旅遊先行区」を所管する海南省。そのトップである沈暁明省長は、かつて上海市の病院長も務められたこともある、高名な医師であり、日本の医療資源の導入に積極的な考えを有していらっしゃいます。
沈省長一行は今回の訪日にあたり、順天堂大学医学部附属順天堂医院、慶應義塾大学病院予防医療センター、国立がん研究センター中央病院、よろず医療相談蕩蕩、東京健康クリニックなどの施設を見学されました(※)。
限られた滞在日程の中、一行は精力的に視察され、先端的がん放射線治療技術であるBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)や、難治性疾患に対する再生医療・ゲノム医療、電気刺激を用いた最新リハビリテーション技術、MRI・CTなど最新の検査設備を活用した予防医療など日本の優れた医療技術に触れられました。
沈省長や韓衛生局長は視察中、医師や技術者からの説明に集中して耳を傾け、専門的な質問をいくつも発せられ、海南島への日本モデル医療導入に向け高い関心が窺えました。
<日中の医療・行政関係者が交流>
海南省主催パーティーには日中両国から数多くの行政・医療関係者がご出席されました。海南省サイドのご配慮で、第一部において、海南省による海南島の紹介と共に、我々の万泉城プロジェクト構想のプレゼンテーションを行うことができ、更に、我々のプロジェクトの認知度を高めることができました。
プレゼンテーション後の来日記念パーティでは、長年にわたり日中友好にご尽力されている福田康夫元内閣総理大臣にも駆けつけていただき、日中の行政・医療関係者の皆様が大いに交流を深められました。