中国海南島・博鰲(以下「ボアオ」)万泉河流域に位置する医療特区・「海南博鰲楽城国際医療旅遊先行区」※に、
日本モデルを積極的に導入した世界最大級・最先端レベルを目指すがん医療関連施設群を創建するプロジェクトです。
「治療」、「療養」、「教育・研究」などの関連施設が集積する大規模がん医療関連施設群を創建し、
中国・アジアを中心とした世界のがん患者様のためのがん医療プラットフォームの実現を目指します。
※海南博鰲楽城国際医療旅遊先行区とは
2013年2月28日、中国の行政機関である中華人民共和国国務院が「海南博鰲楽城国際医療旅遊先行区」を認可。同区では、下記の9ケ条にわたって先行的な政策措置が認められ、海南省政府が率先してこのエリアの整備に当たっています。
【 国務院が同意した9ケ条の政策措置 ~概要~ 】
国務院「海南ボアオ楽城国際医療旅游先行区」の設立許可に関する回答
海南省人民政府、発展改革委員会 御中
海南国際医療旅游先行区の建設に関する伺い書を受領。以下のとおり回答する。
海南省人民政府は、積極的かつ着実に先行区の建設業務を実施すると同時に、市場管理を強化し、市場秩序を規範化し、医療旅游サービスの質を保障すること。発展改革委員会は関連部門とともに先行区に対する指導とサービスを強化し、タイムリーに先行区の建設における教訓を総括し、新たに出現した状況や問題を適切に解決し、重大な問題が発生した場合には、タイムリーに国務院に報告すること。
中華人民共和国国務院
2013年2月28日
(国務院による文書から抜粋。日本語訳は千博医療による)
※海南博鰲楽城国際医療旅遊先行区とは
2013年2月28日、中国の行政機関である中華人民共和国国務院が「海南博鰲楽城国際医療旅遊先行区」を認可。同区では、下記の9ケ条にわたって先行的な政策措置が認められ、海南省政府が率先してこのエリアの整備に当たっています。
【 国務院が同意した9ケ条の政策措置 ~概要~ 】
国務院「海南ボアオ楽城国際医療旅游先行区」の設立許可に関する回答
海南省人民政府、発展改革委員会 御中
海南国際医療旅游先行区の建設に関する伺い書を受領。以下のとおり回答する。
海南省人民政府は、積極的かつ着実に先行区の建設業務を実施すると同時に、市場管理を強化し、市場秩序を規範化し、医療旅游サービスの質を保障すること。発展改革委員会は関連部門とともに先行区に対する指導とサービスを強化し、タイムリーに先行区の建設における教訓を総括し、新たに出現した状況や問題を適切に解決し、重大な問題が発生した場合には、タイムリーに国務院に報告すること。
中華人民共和国国務院
2013年2月28日
(国務院による文書から抜粋。日本語訳は千博医療による)
経済成熟化・高齢化に伴う
がん罹患者及び死亡者数の増加
経済の成熟化とともに高齢化が進行する現代中国において、がんは国民病となりつつあります。罹患者数・死亡者数共に世界の平均を上回っており、早期発見・適切な治療/療養プロセスなど、早急ながん医療対策が望まれています。
高齢化先進国としての
高いがん医療水準
日本は高齢化先進国として数十年に渡りがん対策を国家レベルで講じてきており、がん医療の質は高い水準に達しています。この日本モデルがん医療をボアオで導入し、今後の中日協力関係の具体的成果として結実させ、さらには、がん医療におけるアジアイニシアチブ獲得のリーダーとなることが求められています。
広大な敷地を3つの領域「治療ゾーン」「療養ゾーン」「教育・研究ゾーン」 に分け、
日本のがん医療モデルから先進的な技術・ノウハウを積極的に導入。
がん医療に関する臨床と研究をグローバルでリードし得る拠点構築を目指します。
治療ゾーン
日本モデルを取り入れた「治療センター」を建設します。中央診療部門を中心として、その周囲に専門的治療部門が有機的に配置された「クラスター構造」を取り入れ、最先端の医療機器を設置します。
さらに、日本が長年培ってきた日本モデルがん治療である「患者中心のチーム医療ノウハウ」を移植します。
療養ゾーン
療養ゾーンにおいては、ナーシングホームという概念のもと、治療後の在宅・社会復帰をサポート。
ボアオのリゾート環境に合わせて設計された中長期滞在型施設において、西洋医学に東洋医学を含む補完代替医療を組み合わせた、日本モデルの療養・リハビリテーションサービスを提供します
教育・研究ゾーン
がんゲノム・希少がん・難治がん等の一大研究開発拠点を設置します。研究施設や非臨床動物実験施設、ベンチャー企業が入居するインキュベーションオフィス、大学・大学院等の施設を集積。また、看護師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士などのスタッフ養成専門学校を建設します。
ボアオの環境にマッチした低層構造のイメージです。各建物はクラスター構造で有機的に結合されています。中央診療部門を中核にして診療技術部門が独立し、相互が連携する機能導線・患者導線・物流導線を配慮した配置。更に戦略臨床研究・治験部門も配され、新たな治療技術創出が可能な構造です。
中国最南端の島・海南島は、ハワイと同緯度で温暖な風土から長く中国のリゾート地として親しまれてきました。1988年に経済特区に、また、2010年国際観光島にそれぞれ指定され、2018年には海南島全域における自由貿易試験区の建設が支持されました。海南島はアジアの中心に位置し、今後、中国のみならずアジアにおける新たな産業集積・経済発展の拠点として成長していくことが確実視されています。
海南島東岸にあるボアオは、以前は海南島民ですら知らない寒村でしたが、「アジア版ダボス会議」とも呼ばれるボアオ・アジア・フォーラムの誘致・開催などを契機に激変し、国際的ホテルやリゾート施設を擁する中国有数の複合リゾート地として発展を遂げました。2013年2月末日、中国国務院が「海南博鰲楽城国際医療旅遊先行区」を認可。当時としては先進的な9ケ条の条項が示され、それに基づき、海南省政府が率先してこのエリアの整備に当たっています。
海南島は、厳しい環境保護の目標を有しており、環境汚染等の健康を損ねるリスクファクターが少なく、また、健康的なブランドイメージを有しています。この先行区に世界トップレベルのメディカルツーリズムのデスティネーション、最先端医療産業の集積地、健康分野の国際交流プラットフォームを形成することを目標としています。
世界の政治家・財界人・知識人が集まる世界経済フォーラム・ダボス会議にならい、そのアジア版を目指して2001年から設置された。設立当時はアジア諸国とオーストラリアの計26カ国が参加し、アジアや世界の経済・金融投資、国際協力、社会問題、環境問題などの国際会議や商談が行われている。
海南博鰲楽城開発控股有限公司